2025.06.30活動レポート

ねんどの遊び方って?おへやを汚さない方法は?

おうちでねんどみんなの遊び方を紹介

みなさん、お子さまとおうちにいる時にどんな遊びをされていますか?
暑い日や雨の日が続くとおうち遊びの機会も増えますよね。赤ちゃんのいる暮らし研究所では、おうち遊びの中でもねんど遊びに注目してインタビューを行いました。「雨が降っているからおうちで遊びたいけど何しよう?」「おうちでねんど遊びってみんなどうしてる?」「ねんどは楽しいけどおへやが汚れちゃって片付けも大変!」など、もしお困りでしたらぜひ参考にしてください!

目次

■ねんど遊びを始めたきっかけは?

みなさん、どのようなきっかけでねんど遊びを始められたのでしょうか。

Aさん「近くの幼稚園の園開放みたいなイベントのときに、ねんどを食べ物に見立てて作ろうという遊びがあって自分の子どもが意外と楽しそうにしてたんでかってみようかなと。」
Bさん「クレヨンで絵を描くとか、シール貼りとかをやったうえで、家でやるいままでやってない遊びを考えたときに、ねんどだったら手軽にやれるかなというので思いついた感じです。」

お子さまが楽しそうに遊んでいるところを見たり、おうち遊びのレパートリーに困ったりということがきっかけでねんど遊びを始められているようです。
遊ぶ時はお子さまがねんどをお口に入れないよう、大人の方が見守ってあげてくださいね。

■ねんどにはどんな種類があるの?「かんてんねんど」って?

ねんどの素材にはどんな種類があるかご存知でしょうか。ここでは〈こむぎ〉と〈おこめ〉、少し珍しい〈かんてん〉でできたねんどの3種類について簡単に特徴をご紹介します。

① こむぎねんど
柔らかい感触でこねやすいので色を混ぜたり、何か作品を作ることに向いています。この3つの中だと乾きやすく、ポロポロしやすいという特徴もあります。

② おこめねんど
見た目は〈こむぎねんど〉と似ていますが、より弾力があり、こねるのに少し力が必要です。こむぎよりも乾きにくいです。

③ かんてんねんど
柔らかいので作品を作るよりも感触遊びに向いていて、この3つの中では最も乾燥しにくいので長持ちします。匂いも少ないので、他のねんどで匂いが気になったことがある方も、よかったら試してみてくださいね。

■みんなの遊び方を5パターン紹介!

みなさんねんどをどのように楽しみ、お子さまにどのような声かけをされているのでしょうか。インタビューでうかがった、いろいろな遊び方、楽しみ方や工夫をご紹介します。

① 感触を楽しむ

Bさん「多分感触を楽しんでると思います。普段遊んでいるものって、ぬいぐるみ以外は固くて、引っ張ったら形が変わるもので遊ぶ機会はあまりないので、感覚を養うのにはいいのかなと思います。」
Cさん「ねんど板に押しつけて形を作ったり、こねてることが多いですね。あとはヘラで切ったり。感触を楽しんでいると思います。」

大人もねんどの感触は気持ちが良いですよね。ムニムニとした感触を楽しむだけでも遊びになるので、小さなお子さまも楽しめる遊び方です。

② 形を作る

Dさん「子どもが丸めた時に「丸になったね!」とか言ってみたり。子どもが「イメージして●●作りたい!」って言った時に「何の形だっけ?」「じゃあこれを作ってみよう!」という声かけをしていました。」
Aさん「形が変わっていくとか、ちぎったものを丸めて量が増えていくのが楽しそうですね。」

自分で触って形を変えることができるので、お子さまも楽しいようです。感触遊びの延長で楽しめそうですね。

③ ごっこ遊び

Aさん「作った団子を食べて「あーん」とかそういう感じでごっこ遊びをしたりしています。」

形を作ることができるようになったらできたものを何かに見立てて遊ぶのも楽しそうです。使わなくなった容器があれば、「お弁当を作る遊び」なんていかがでしょうか?

④ 道具を使う

Aさん「丸めることは最初から好きだったんですけど、道具を使って平らにしたりめんぼうみたいなのでコロコロするのも上手になってきたし、蛇みたいに細長くしてそれを包丁みたいなものでトントン切っていったりとか、道具を上手に使えるようになってきたなっていう感じがします。」

道具を使うことで遊び方のレパートリーもぐっと増えますし、上手に使えるようになったお子さまの成長も感じられるようです。

⑤ 色を混ぜる

Bさん「こうやって遊ぶんだよ的な感じで混ぜたりして、「混ぜると●●色になるよ」と言いながらやっています。だんだん覚えられたらいいなと思っています。」

ねんどが何色かあると混ぜて新しい色を作ることもできますね。
お子さまの様子を見ながら声をかけたり道具などのアイテムを活用していろいろな遊び方を楽しんでくださいね。

■ねんどのお片付けってどうしてる?繰り返し使うための方法は?

一度遊んだねんども、きちんと保管すれば次も遊べることも。そういったお片付けをお子さまといっしょにすることで、「遊んだあとはお片付け」という流れを習慣づける良い機会にもなりますね。

Cさん「色ごとにカップが分かれてるんで、そのカップに自分でいれてもらってます。あとはテーブルをきれいにして手を洗って、というところまでは教えたいなと思って、今その流れを伝えているところですね。」
Eさん「「ないないよー」と声をかけて、自分でケースにいれてもらいます。
Aさん「片づけは一緒にやります。できるだけ乾燥しないように「丸にしようね」と声をかけて集めさせて、丸めて袋に入れます。」

何度か使えるように、ねんどを密閉できる容器や袋に入れて乾燥を防ぐ工夫をされているようです。みなさんもよかったら試してみてくださいね。

アカチャンホンポでは、定番のこむぎやおこめのねんどのほかに、ラテックスというゴムの粒子でできていて乾燥しないので、繰り返し遊べるSnow@home(スノーアットホーム)という商品も扱っています。大人もクセになる触り心地なので、ぜひ体験してくみてください。

■ねんどはお洋服やおへやが汚れる…みんなどう対策してる?

お洋服やおへやが汚れそうでおうちでのねんど遊びをためらっている方も多いのではないでしょうか?インタビューで伺った、おうちでのねんど遊びの工夫をご紹介するので、取り入れられそうな方法があれば真似してみてくださいね。

Dさん「新聞やチラシを敷いて「この上だけでやってね」としています。ねんどの量は特に決めてなくて、全部新聞紙の上に出して「何してもいいよ」っていう風にしてあげて、あとはお任せですね。」
Bさん「肌着だったらねんどがついてもいいかな。汚したくない服の場合はごはんを食べる時の袖付きのエプロンを着せています。基本はビニールのごみ袋を敷いてやっています。」
Cさん「ねんどと、型取りができるねんど板と、ヘラなどを用意して、机の上で広げます。ねんど板の上だけでやってもらう感じです。」

「ねんど遊びをする範囲を決める」「そこに何かを敷く」ことである程度自由に遊ばせてあげられますし、遊んだあとは、ポロポロ落ちたねんどごと敷いていた物を丸めて回収することでお片付けの手間を少なくできるようです。

いかがでしたか?「おうちでねんど遊びをするのも楽しそう!」と思っていただけたら嬉しいです。お子さまとのおうち時間、楽しんでくださいね!    

  <調査概要>
調査期間:2024年8月22日(木)、23日(金)
調査方法:オンラインインタビュー
実施機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:アカチャンホンポ会員(5名)