2026.07.16活動レポート

出産内祝い、みんなどうしてる?経験者の声から見えた悩みと準備のヒント

経験者に聞く出産内祝い

出産内祝いは、出産祝いをいただいた方へ感謝の気持ちを込めて贈るお返しです。
赤ちゃんが生まれるとお祝いをいただく機会が増える一方で、「誰に返す?」「何を選ぶ?」「金額の目安は?」「いつ贈る?」など、迷うことも少なくありません。
今回、赤ちゃんのいる暮らし研究所では、「出産内祝い」をテーマに、0歳台のお子さまがいる方1,107人へのアンケートと、内祝いの経験がある方8人へのインタビューを実施しました。
経験者の声からは、感謝を伝えたい気持ちはありながらも、産後の慌ただしい時期に準備を進めることの大変さや、商品選びやタイミングに悩む実情が見えてきました。
リアルな声をもとに、出産内祝いで迷いやすいポイントと選び方のヒントをご紹介しますので、「どうしよう?」と迷っている方の参考になれば幸いです。

目次

■出産内祝い、思っていたより多くなりやすい?

出産祝いは普段関わりの少ない方からいただくことも。インタビューでは「こんなにいただくなんて思っていなかった」「想定外の方からいただいた」という声が聞かれました。

Aさん
>ぜんぶ想定外だった。あんまり内祝いを渡す人はいないと思っていたので。
>上司や母の友人からもらったのが想定外だった。

Bさん
>友人にまさか現金をもらえるとは思っていなかった。
>おうちで赤ちゃんのお披露目会みたいな食事会をして、そこでお食事を振舞ってもらうのがお祝いかなと思ったら現金ももらっちゃった。

Cさん
>二人目でもそんなにもらえると思わなかった。いただいた金額が高かったのでびっくりした。

出産祝いを思ったよりもいただくと、内祝いも想定以上の出費となるかもしれません。アンケートでは、内祝いの総額はさまざまですが、5万円以上が約半数、10万円以上も18%ということでした。

内祝いの総額はさまざまですが、5万円以上が約半数、10万円以上も18%ということでした。

■出産内祝いを返す相手とその考え方:「いらない」と言われた時どうする?

どなたに内祝いを返すかの考え方はさまざまです。アンケートでは、42%が「すべての相手に返す」と回答しました。

Cさん
>いただいた方全員に内祝いをした。両親や親せきも含めて。

Dさん
>まだできていない方もいるが、もらった方には両親も含めて返した。

いただいたお祝いが少額の場合は、内祝いとは別の形でお返しをする方もいらっしゃいました。

Eさん
>ママ友たちはお返ししなくて良い絶妙なラインの額のものをくれた。
>次に会う機会に小さなお菓子か何かを渡そうと思っている。内祝いとしてだと気を遣わせてしまうと思うので。

返さない相手としては「両親」が多いです。

Fさん
>両親には「わざわざ返さなくていいよ」と言ってもらったので渡さなかった。それ以外は全員に。
>両親に「内祝いは何がいい?」って聞いたら「そんなのはいいから、赤ちゃんに使ってあげて」と。

Aさん
>両親ときょうだいには返していない。
>家族は内祝いとしてあげるっていうよりは、記念品とか別でやったらいいのかなと思って。

両親のほかにも、友人はお互い様ということでお返しはなしにするという考えの方もいらっしゃいました。

Aさん
>友人も先に出産していて私がプレゼントをあげたけど内祝いをもらっていない人は、私があげたもののお返しみたいなのもあるかなと思ってしていない。

Gさん
>お互い様だし、自分が産んだらまたちょうだいって感じかなと思って返していない。

「全員に返す」という方がいる一方で、両親や親しい友人には別の形で気持ちを伝えるという声も見られました。大切なのは形式だけでなく、相手との関係性に合ったかたちで感謝を伝えることなのかもしれません。

■商品選びは、まず金額の目安から

カタログや通販サイトにはたくさんの商品があるため、何となく見始めると迷ってしまいがちです。そんな中、多くの方がまず決めていたのが、内祝いの金額の目安でした。

Fさん
>だいたい半返しで、目上の人とか、額が多かった方には3分の1返しにした。

Cさん
>3分の1だった。いただいたのが1万円だったら3千円ちょっとのものを返した。

Dさん
>夫婦で3分の1~半返しにしようというルールにしていた。

中には相手の方から「お返しはいらないよ」という言葉があったかどうかで金額の目安を決めている方もいらっしゃいました。

Bさん
>みなさん「お返しとか良いからね」と言ってくれるのでどうしようと思ったんですけど形だけでもと思った。
>「良いよ」と言葉を添えてくださった方には3分の1かなと思って。言われなかった方には半返しした。

決めた金額にきっちり合わせる方もいれば、「3分の1から半額くらい」と幅をもって選ばれている方もいらっしゃいました。たくさんある商品候補から絞るにはまずは金額の目安を決めておくと良さそうです。どれくらいにするか、ご夫婦であらかじめ話し合っておくと安心ですね。

■定番は有名ブランドの食品 両親には記念品も人気

金額の目安を決めたら、次は具体的に商品選びをはじめます。

〇お返しは一人ひとり個別に考える
返す金額帯が同じくらいであっても、相手の年代や好みなどを考えた上で個別に決める方が多いようです。

Bさん
>せっかくならその人が喜ぶものを差し上げたいなっていうのがあったので、まとめて買っておいてみんなに配るみたいなのは考えてなかった。

Dさん
>その人を思いながら個別に決めていった。
>同じ金額だったとしても、お子さまが小さかったらジュース入ってた方が良いよねとか、ご夫婦だけだったら良いお肉が嬉しいよねとか、そういう選び方をした。本人に喜んでもらいたい。

「形だけ返す」のではなく、みなさん気持ちをこめて内祝いの品物を選ばれているのが印象的でした。

〇「ちょっとぜいたくな食品」が人気
タオルや食器もお祝いやお返しの定番ですが、好みが難しかったり、普段からお祝いのやりとりが多い方だと使いきれない ということもあるかもしれません。食べてなくなるものなら相手も困らないだろうということで、多くの方が有名ブランドのおだしやごはんのお供、百貨店のお菓子などの食品を選ばれていました。

Aさん
>タオルとか必要か分からないし、食品にしようと思った。

Cさん
>残るものだと、こちらが良いと思っていても相手にはいらないこともあるかなと思ったので、普段の中で食べるお菓子よりちょっとご褒美というか、”ちょっと良いもの”が良いかなと思って。

Hさん
>食べ物が多かった。
>自分自身もタオルとかもらってもたまっていくなと思ってて。

〇有名ブランドは安心して贈れる
お返しは何が良いか聞けるような間柄であれば聞いてしまうという意見も多くありましたが、確認が難しい場合もあります。お返しをした相手に喜んでもらいたいという気持ちから、有名ブランドや自分が食べておいしかったものは安心して贈れるという声が多くあがりました。

Eさん
>百貨店においているようなブランドだとこっちも安心感があり、向こうもその方が良いと感じた。

Fさん
>お祝いをいただくということは、これからも長い付き合いになる方たちだと思うので、あんまり失敗したくない気持ちがあった。
>名前の知れたブランドの方が安心かなと。

Hさん
>聞いたことがあるところのやつだと嬉しいかなと思った。
>あとは自分が食べたことがあっておいしかったやつを贈ったりもした。

〇カタログギフトは表紙のカスタマイズが人気
相手の好みが分からない場合や、いただいた金額が大きい場合は、カタログギフトを選ばれる方が多いです。中でも表紙をお子さまの写真にするなどのカスタマイズができるのは内祝いならではですね。

Cさん
>両親には写真の入ったカタログギフトとコーヒーのセットを贈った。
>カタログギフトの写真は記念になるし、両親だったら孫の写真だからたぶん大事に取っておいてくれるよねと思って。

かわいいお子さまの写真が表紙のカタログギフト、ご両親に喜ばれること間違いなしですね。表紙を作ることがママとパパの記念にもなりそうです。

■出産祝いをいただく時期がバラバラで、内祝いが一度で終わらないことも

〇出産内祝いをお返しする目安は「いただいてから1か月」?
みなさん、「そんなに気にしなくても良いのかもしれないけど」とおっしゃりつつも「1か月以内を目安に」「できるだけ早く」お返しをされていました。

Bさん
>1か月は超えないようにとは思った。

Fさん
>なるべく1か月以内に返したいなと思っている。
>職場の方もいるので、もし遅くなった時に「あれ?」って思われてたら嫌だなとかがちょっとあります。

Hさん
>できれば1か月以内に返したかった。

Dさん
>もらってすぐの1~2か月以内で。
>どこかでルールを見た気もするけどそれよりも「早くした方が良い」と両親から言われていたのもあったので。

〇出産祝いをいただくタイミングはバラバラ
出産の報告をしてすぐにお祝いをいただくこともあれば、しばらくたって家に遊びに来たタイミングや、実際に会ったタイミングでいただくこともあり、出産祝いをいただくタイミングはさまざまです。
アンケートでは、「もらうタイミングに合わせて贈るのが大変」は内祝いの困りごととして、「商品選び」の次に多いという結果でした。

アンケートでは、「もらうタイミングに合わせて贈るのが大変」は内祝いの困りごととして、「商品選び」の次に多いという結果でした。

インタビューでも、1か月以内を目安にお返ししようとすると、そのたびに内祝いを手配することになり負担を感じるという声が聞かれました。出産祝いをいただく時期が人によって異なるため、内祝いをどのタイミングでまとめて返すかに悩む方も多いようです。ひと区切りつけてお返ししたあとに別の方からお祝いをいただくこともあるなど、タイミングの難しさがうかがえました。

Dさん
>いったん区切ってまとまって返した直後に他の方からいただいてというのが繰り返されたので、タイミングもけっこう難しかった。

「何を贈るか」だけでなく、「いつ返すか」も多くの方が悩むポイントのようです。お祝いをいただくタイミングがさまざまだからこそ、自分たちに合った進め方を見つけることが心のゆとりにつながりそうです。

■産後にぜんぶするのは大変!妊娠中からできることはある?

〇産後1か月は慣れない育児でバタバタ。
「選ぶのが楽しかった」という意見も多い一方、意外とたくさんの方に出産祝いをいただいたり、一人ひとりに合わせて品物を選んでのしや住所の入力をしたり、そしてそれを何回も…というのを産後1か月頃にするのはやはり大変なようです。

Fさん
>なかなかプレゼントをたくさん選ぶ機会がないので、カタログとかも見ていて楽しかった。
>楽しい反面、自分も体が戻っていない時期に本当は寝たい時間を削って選んだことがあったので、それが大変だった。

〇妊娠中に金額ごとに目星をつけておくのがおすすめ!経験者からのアドバイス
出産祝いをいただいたあとに初めてカタログを見るのではなく、なんとなくでも目星をつけておくといざ選ぶ時に少しラクだったという声もありました。

Fさん
>上の子の時は内祝いの文化とかよくわかってなくて、もうちょっと早くから見ておけばよかったなって思った。
>下の子の時は、妊娠中になんとなくでも目星をつけておこうかなというふうに思ってサイトを見ていた。

妊娠中の方には、「内祝いってこんなものがあるんだ」と気軽にサイトをのぞいたり、カタログをパラパラ見たりしてみるのもおすすめです。今すぐ決めなくても、楽しみながら眺めておくだけで、いざというときの気持ちが少しラクになるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。出産内祝いは、相手への感謝を伝える大切な機会である一方、産後の慌ただしい時期には時間を取るのが大変なものでもあります。 「こうしなければ」と思い詰めすぎず、ご家庭に合った形で無理なく進めていけると良いですね。 この記事が、出産内祝いに悩む方のヒントになれば幸いです。

  〈インタビュー概要〉
調査期間:2025年11月26日(水)~11月28日(金)
調査方法:個別オンラインインタビュー
実施機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:2~6か月のお子さまがいるアカチャンホンポ会員
インタビュー人数:8名

〈アンケート概要〉
調査期間:2025年11月14日(金)~16日(日)
調査方法:インターネット調査
実施機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:0~11か月のお子さまがいるアカチャンホンポ会員
有効回答数:1,107件