2026.09.17活動レポート

先輩ママが語る、お産のリアル

先輩ママの出産体験談

はじめての出産を前に、「どんな感じなんだろう」と気になっていたり、いろいろなエピソードを聞いて心づもりをしたいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回、赤ちゃんのいる暮らし研究所では、自然分娩・無痛分娩・帝王切開と、さまざまな方法でお産を経験した先輩ママたちの、リアルな体験談を聞かせてもらいました。
「同じお産はない」といいますが、いろいろな方の体験談が皆さまの心の準備にお役立ていただけたらうれしいです。

目次

この記事のまとめ 出産の進み方や感じ方は人それぞれで、同じお産は一つとしてありません。今回のインタビューでは、自然分娩・無痛分娩・帝王切開を経験した先輩ママから、陣痛や破水に気づいた時の戸惑い、お産にかかった時間、出産前の気持ちなど、さまざまな体験談が聞かれました。特に陣痛と前駆陣痛、破水と尿漏れの区別に迷ったという声や、お産に数時間から2日以上かかったケースまであることから、出産には大きな個人差があることがわかりました。
また、お産の際は腰のマッサージや飲み物のサポートだけでなく、「そばにいてくれること」が大きな支えになったという声も多く聞かれました。出産への期待や不安の感じ方も人それぞれですが、さまざまな体験談を知ることで、出産に向けた心の準備につなげることができます。

■分娩方法の選択は、産院選びの時から

みなさん、分娩方法はどのように決められているのでしょうか?心身の負担を和らげるために無痛分娩を選択する方もいらっしゃれば、「経験」と思ったり無痛分娩の費用の高さに抵抗を感じたりして自然分娩を選択するといった方もいらっしゃり、それぞれの価値観により分娩方法を選択されていました。産院によって選択できる分娩方法に違いがあるので、産院選びの時点から分娩方法を検討したという方もいらっしゃいました。
詳しい分娩方法の違いについてはこちらをご覧ください。

■「これって陣痛?」と迷うことも

次はお産のはじまりについてのエピソードをご紹介します。お産は陣痛からはじまることも、破水からはじまることもあります。最初にご紹介するのは陣痛からはじまった方のお話です。

〇前駆陣痛と本陣痛、区別がつかなかった
陣痛が来たら「陣痛が来た!」とすぐわかるものなのでしょうか?実際に話を聞いてみると、「これって陣痛?」と迷った方もいることがわかりました。  

先輩ママの出産体験談。Aさん『臨月になったら夜寝てる時におなかが痛いことはよくあったので、また前駆陣痛かな、今日痛いな、長いなと思っていたら規則的な間隔で痛かったので、これは陣痛かもしれないと思った。あんまりゆっくりしていて本当に生まれてしまうと良くないので、電話をしたら来てくださいと言われた。』Bさん『陣痛が10分以内になったら病院に行くようにってネットで見ていたが、もっと痛いものだと思っていたため、これ前駆陣痛かなと思ってずっと家にいた。一応病院に行った方が良いかなと思って電話したら、早めに来てくださいと言われた。』

前駆陣痛とはお産が近づくと現れる子宮収縮のことで、陣痛との分かりやすい違いとして、前駆陣痛は間隔がバラバラというところがあります。「どっちだろう?」と迷った場合は病院に連絡してみてくださいね。
※以下参考(YouTube遷移)

〇破水と尿漏れとの区別が難しい
破水からはじまる場合はどうでしょうか?破水には、どばっと羊水が出る「完全破水」と、ちょろちょろと出る「高位破水」の2種類があり(※)、高位破水は羊水がでているのか、尿漏れなのかの区別が難しいことがあるようです。

先輩ママの出産体験談。Gさんは妊娠中、胎動は感じていたものの母親になる実感はあまりなく、おなかの苦しさから早く生まれてほしいと思っていたと話している。Aさんは赤ちゃんの性別が分かった頃から赤ちゃんの存在を実感し、出産に必要なものを準備したという。Hさんはつわりが軽く胎動もあまり感じなかったため妊娠中は実感が湧かなかったが、出産後にカンガルーケアで赤ちゃんを抱いたときに初めて実感が湧いたと話している。

※以下参考(YouTube遷移)

このように、破水は「これってそうかな?」と判断に迷うこともあります。さらに、外出先や移動中に破水する可能性もあるため、あらかじめ必要なものをまとめて準備しておくと安心です。
アカチャンホンポでは、破水後に病院へ向かうまでに役立つ衛生用品をコンパクトにまとめた「破水セット」を取り扱っています。いざというときの備えとして、チェックしてみてください。

〇病院に着いたころには思ったよりも進んでいた

先輩ママの出産体験談。Eさんは陣痛が始まって16時ごろに病院へ行ったが、その時点で子宮口がかなり開いていた。陣痛をしばらく我慢してから受診したため、想像以上にお産が進んでいたと話している。

「陣痛かも」と思いながらも、自宅でしばらく様子を見てから病院に向かったEさん。いざ着いてみたら思ったより進んでいたというケースでした。迷った時はまず病院に電話してみるのがおすすめです。

■思ったより長い?短い?お産の時間

お産にかかる時間は、一般的には初産で10~12時間、経産婦で4~6時間と言われていますが、個人差がとても大きい部分です。今回お話を聞いた方の中には、丸2日以上かかったケースも、数時間で生まれたケースもありました。
※以下参考(YouTube遷移)

〇長丁場になることも
Cさんは陣痛促進剤を入れてから生まれるまでに丸2日以上かかりました。

先輩ママの出産体験談。無痛分娩で出産したCさんは、陣痛促進剤を打ってから出産まで丸2日以上かかった。陣痛促進剤を入れると痛みが強くなったため、麻酔をかけてもらったと話している。

帝王切開の場合は陣痛のタイミングによっては麻酔科の先生を待たなければならず、結果的に長丁場になることもあるようです。

先輩ママの出産体験談。緊急帝王切開で出産したGさんは、陣痛促進剤の量を増やして陣痛の間隔は短くなったものの、子宮口が5〜6センチから開かなかった。22時に分娩台へ移動した直後に破水したが赤ちゃんがなかなか下りてこず、麻酔科医の不在により朝まで待機した後、朝5時半に帝王切開で出産した。陣痛促進剤の使用開始から出産までは約20時間だった。

〇あっという間だったケースも
一方で、スピーディーなお産を経験した方も。
Aさんは病院に着いてから「これはお産になりますね」と言われ点滴をつけられたものの、一旦陣痛が収まってしまいました。

先輩ママの出産体験談。無痛分娩を経験したAさんは、『まだまだだと思う』と感じていたが、8時ごろに家族へ連絡した後にお産が進み、10時半には出産した。無痛分娩を経験したBさんは、病院に到着した時点で子宮口が約5センチ開いており、その後約4時間で出産。分娩台で麻酔を入れ、子宮口の確認中に破水し、そのままスムーズに出産となった。

〇おなかが空く!食べ物の準備も忘れずに
複数人を出産しているEさんからはこんなアドバイスも。

先輩ママの出産体験談。Eさんは1人目を23時、2人目を朝6時に出産した。出産前には20時ごろに生まれるかもしれないと言われたため夕食を食べる余裕がなく、非常に空腹だった経験から、2人目の出産時にはゼリー飲料などを持参した。

■お産の時にパパができること

「お産の時、何をすればいいの?」と思うパパや、「パパに何をお願いすると良い?」と迷っているママもいらっしゃるのではないでしょうか。先輩ママたちの声からは、パパの存在がいかに大切かが伝わってきました。
〇腰のマッサージ
お産中にパパにしてもらったこととして、複数のママが「腰のマッサージ」をあげました。HさんとFさんのパートナーは、助産師さんに教えてもらいながら、テニスボールを使ってママの腰やおしりのあたりを押していたそうです。  

先輩ママの出産体験談。Hさんは、陣痛の痛みを和らげるために助産師から教わった方法で腰やおしりのあたりを押してもらい、効果を感じたと話している。Fさんは、家族に腰をマッサージしてもらい、さらにテニスボールを持参して使用したことで楽になったと話している。

〇飲み物を口元に持ってきてくれるだけでも

無痛分娩を経験したBさんの出産体験談。分娩台では自由に動けなかったため、付き添いの人が飲み物を口元まで持ってきてくれたことが助かったと話している。

〇「いてくれるだけ」が心強い
コロナ禍の名残で、生まれる15分前からしか立ち合いができなかったというGさん。22時に破水してから、24時ごろには痛くて一人でいるのがつらくなり、特別に来てもらえることになりました。

先輩ママの出産体験談。緊急帝王切開で出産したGさんは、約6時間一緒にいてもらい、何かをしてもらったわけではなくても、誰かがいてくれるだけで心強かったと話している。無痛分娩を経験したCさんは、破水した日に会社を早退して来てくれ、退院まで毎日面会に来てくれたことがありがたかったと話している。

〇上の子のケアをパパに
2人目のお産だったAさんは上のお子さまのケアをパパにお願いしたそうです。

無痛分娩を経験したAさんの出産体験談。家族が上の子の世話をしてくれていたことで、出産に集中できて良かったと話している。立ち会い出産だったが、分娩中の様子を見ることは小さい子どもには負担になる可能性があるため、上の子のケアを任せられたことが助けになったというエピソード。

「さする」「押す」「飲み物を渡す」「そばにいる」。特別なことでなくても、パパにできることはたくさんありそうです。事前に腰のマッサージ方法を調べておく、テニスボールを持って行くなど、できる準備をしておくと安心かもしれません。

■出産前、みんなどんな気持ちだった?

いよいよ予定日が近づいてきた時、先輩ママたちはどんな気持ちでいたのでしょうか。
〇たのしみで仕方なかった

先輩ママの出産体験談。Dさんは出産をずっと楽しみにしており、『そろそろ生まれる』と赤ちゃんに早く会いたい気持ちが強かったため、陣痛の痛みについてはあまり考えていなかった。陣痛促進剤を使ってから初めて、出産の痛みの強さを実感したと話している。

〇不安はあっても、前を向いて

先輩ママの出産体験談。Cさんは出産を楽しみにしていたが、不安になっても仕方がないと考えて過ごしていた。出産予定日より2週間早く生まれたため、出産への不安が大きくなる前に出産を迎えたと話している。Iさんは出産に対する不安はあったものの、できるだけ仕事や別のことに集中し、穏やかに過ごすことを意識していたと話している。

〇不安で頭がいっぱいに

先輩ママの出産体験談。Bさんはもともと慎重な性格で、ここまで順調にきたとしても油断はできないと考え、出産までのリスクばかりを意識していた。そのため『どうしよう』という気持ちが強く、不安を感じながら過ごしていたと話している。

〇不安を外に出て発散
程度の違いはあれど、誰もが不安を感じるのではないでしょうか?先輩ママがどんなふうに向き合っていたのか、聞いてみました。
Iさんは不安と向き合いながら、産休に入ってからはこんなふうに過ごしていたと言います。

先輩ママの出産体験談。Iさんは出産前の不安が大きく、自宅にいると気持ちが押しつぶされそうになるため、毎日のようにアカチャンホンポへ出かけて買い物をしていた。外出することで気分転換を図り、自分自身を落ち着かせながら出産の日を迎えたと話している。

〇「ママになる」を実感するタイミングは人それぞれ
おなかが大きくなっても、なんとなくリアリティがない…という方もいるのではないでしょうか。「ママになる」実感が湧くタイミングは、性別が分かった瞬間やはじめて抱っこした瞬間など、人によってまったく違うようです。

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先輩ママたちのエピソード、いかがでしたか?時間も、痛みも、状況も、感じ方も違う、さまざまなお話を聞かせてもらいました。
誰かのエピソードがほんの少し、あなたの心をラクにしてくれたらうれしいです。

〈インタビュー概要〉
調査期間:2025年10月28日(火)~11月6日(木)
調査方法:個別オンラインインタビュー
実施機関:赤ちゃんのいる暮らし研究所
対象:お子さまがいるアカチャンホンポアプリ会員
インタビュー人数:9名

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出典:株式会社赤ちゃん本舗 赤ちゃんのいる暮らし研究所「記事タイトル」
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