【管理栄養士監修】
妊娠の時期に合わせた食事のポイントは?

妊娠の時期によっても、必要な栄養の量や食べ方のポイントは変わります。初期・中期・後期、それぞれのママの体調やおなかの赤ちゃんの成長過程に合わせた食事のコツをご紹介しましょう。
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妊娠初期(妊娠0~15週)

つわりがつらい時期。吐き気がひどい人は栄養をあまり気にしすぎず、食べられるものを優先しましょう。食事があまりとれなくても、赤ちゃんはママの体に蓄えられた栄養で育つので神経質にならなくても大丈夫。ただし水分はしっかりとりましょう。いつも何か食べていないと気持ちが悪い「食べづわり」の人は、食事を小分けにし、摂取カロリーをコントロールして。また妊娠初期は特に葉酸を積極的にとりましょう。緑色の野菜には葉酸がたっぷり含まれます。

妊娠中期(妊娠16~27週)

胎盤が完成し、赤ちゃんの発達がママのとった栄養により左右されやすくなる時期。栄養バランスを意識した食事をとるようにしましょう。バランスをよくするには主食・副菜・主菜がそろった献立にすること、食材の種類をなるべく多くするのがポイント。またつわりが治まってきて体重増加も気になる時期。適正な増加量をキープするためにも、食物繊維をしっかりとって便秘解消にも心がけましょう。

妊娠後期(妊娠28~39週)

たんぱく質の必要量が増加する時期。肉、魚介、卵、大豆製品といったさまざまなたんぱく源から積極的にとるようにしましょう。後期になると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクも高まるので、塩分、糖分、脂肪分のとりすぎに注意。ジャンクフードやお菓子を控え、豆腐や蒸し野菜など低カロリーで栄養が豊富なものを取り入れて。また胃もたれや胸やけが気になるときは食事を小分けにするのがおすすめ。むくみ対策には塩分を控え、体内の余分な塩分を排出するカリウム(生野菜や果物に豊富)をとるとよいでしょう。
監修 管理栄養士

野口 知恵 先生

日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエ上級プロ
和食文化継承リーダー(農林水産省) 食育仕事人(近畿農政局)

武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科卒業後 、大手食品メーカーにて企業へのメニュー提案や商品企画に携わる 。 野菜ソムリエとフランス菓子を勉強した後 、独立 。 講演、レシピ開発、コラム執筆、メディア出演など幅広い分野での活動を通じ、「 野菜 ・ 果物 」×「 健康 」×「 栄養 」×「 食事 」×「 美味しさ 」「 笑顔 」を伝える。
日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエ上級プロ
和食文化継承リーダー(農林水産省) 食育仕事人(近畿農政局)
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科卒業後 、大手食品メーカーにて企業へのメニュー提案や商品企画に携わる 。 野菜ソムリエとフランス菓子を勉強した後 、独立 。 講演、レシピ開発、コラム執筆、メディア出演など幅広い分野での活動を通じ、「 野菜 ・ 果物 」×「 健康 」×「 栄養 」×「 食事 」×「 美味しさ 」「 笑顔 」を伝える。

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